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鉄牛和尚の寿塔
鉄牛和尚の寿塔
 『伏牛石』の近くを流れる沢を渡る橋の上から上流を眺めると、沢の中島の先端中央の石に『牛洞水』の三字が刻まれているのが見えます。沢を渡るとほぼ正面に石段が見え、上方に石塔がのぞいています。開山鉄牛の寿塔で、寿塔とは人の生存中に、その人の長寿や功績をたたえて建てられた塔をいいます。この寿塔の裏側にこれが貞享四年(1687)長興山二世超宗らによって建てられたという銘文があります。

 この年鉄牛は60歳で、つまり還暦を祝った寿塔でした。大正十二年の関東大震災にこの寿塔も倒れ、塔心から青銅の二重の筒が出たことがあります。内側の筒には六十歳の鉄牛の髪と爪が納められ、外側の筒には長文の文字が彫られ、それは鉄牛が元禄十三年(1700)に無くなった後の文章でした。

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